jurisan@hatena

漫画の感想や日々のことなど

「ヴラド・ドラクラ」有名な対トルコの串刺し見せしめ

 これはもちろん出てきます。読む前は、そこがクライマックスなのかと思っていましたが、そうではなく。あくまでもドラクラ公の人生の通過点に過ぎない。そういう描き方です。わりとあっさり書かれていましたし。

 で、その串刺しみせしめでトルコを撃退しますが。そこで、よかったよかったで終わりません。なんと、その後再度、トルコを後ろ盾にした勢力に攻められて失脚します。これは全く知らなかったですわ。史実を全く知らないので読むたび新鮮です。

ドラキュラ公を描く「ヴラド・ドラクラ」

 ドラクラ公を串刺しがどうこうではなく、小国家の王
 攻められたら終わりな大国に挟まれた小国の苦悩。内も権益は貴族達が握っていて、王とは名ばかり。「お前は書類にサインだけしてればいいのさ」的な。そういった苦しい立場をどうやって切り抜けていくか。

 腹心の部下を増やしつつ、少しずつ貴族連合を切り崩し。大国には謀略込みのギリギリの外交で渡り合い、、、。うーん、面白い!久しぶりに面白い歴史漫画に出会いましたよ。おすすめです。