今朝の読売新聞を何気なく見たら。
「新司法試験、考査委員の慶大教授が類題演習…法務省が調査」という記事が一面トップに・・・。
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以下は、その読売新聞の記事(本日6月23日付)です。
法科大学院の修了生を対象に先月実施された今年度の新司法試験で、出題と採点を担当する「考査委員」を務める慶応大法科大学院(東京都港区)の植村栄治教授(57)(行政法)が、今年2〜3月、同大学院の学生相手に答案作成の練習会を開いた上、実際の試験問題と類似した論点を説明していたことが22日、分かった。
植村教授は読売新聞の取材に、「問題を漏えいする意図はなかったが、軽率だった」と事実関係を認めており、法務省も同教授から事情を聞くなど調査を始めた。
新司法試験の考査委員は法相が任命し、学者や裁判官ら計156人がいる。非常勤の国家公務員に当たり、問題の内容や採点基準を漏らしてはいけない守秘義務がある。植村教授は昨年秋に任命され、他の委員とともに今年度の行政法関連の問題作成に関与した。
関係者によると、植村教授は、既に問題作成を終えていた今年2〜3月、慶大法科大学院で試験対策の答案練習会を7回開き、毎回、150〜170人の学生に対し、「行政処分の執行停止」などの論点を説明した。その後も、練習会に出席した学生たちに一斉メールを送信。「試験の参考になるよう送ります」と記述した上で、「外国人の退去強制処分」などに関する6本の判例を紹介した。
うーむ・・・。ダイレクトな漏洩ではないですが。それでも、やはり法務省の指導どおり練習会に携わるのはやめたほうがよかったのではないかと思います。直前期にやった練習会から、似た問題がでれば漏洩批判がくることは目に見えていたはずですから。
いままでは試験委員の良識に多くを任せていた部分もあったのでしょうね。功なり名を遂げた大先生がなるものですから。しかし、このままではロー制度全体の公正さに対する信頼が(なんか賄賂の保護法益っぽい)失われるおそれがあります。ガイドラインを作って、やってはいけない行為をはっきり線引きすべきかな〜と。
結局何が言いたいのかと申しますと。
「試験委員でもないのに、行政法の範囲を当てた我がローの某教授は神!」