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杜野亜希「Dの女」8巻 感想 主人公「春日紅」がとにかくかっこよい

Dの女 8 (白泉社レディースコミックス)

Dの女 8 (白泉社レディースコミックス)


 銀座のデパート「竹屋」で働く春日紅の物語。紅が社長次男・クロとの秘密の交際,仕事上のトラブルに悩みながらも,持ち前の行動力で( ゚Д゚)オラ!−と突き進んでいく。そんな漫画です。


 この漫画,主人公「紅」がかっこよいです。恋愛においても,仕事においても,問題から逃げずに自分で考えて答えを出す。理不尽なことには決して屈さない。うーん,理想だ。

以下ネタばれあります。

 紅まわりの人間関係が大きく動いた8巻。


 シロは歪な婚姻関係を清算。由基くんが悲しむような別れじゃなくてよかった。これで形式的にはシロはフリー。シロが紅への想いを自覚するときが近づいていますね(?)。


 マリカはプロ魂をクロに見せて,たんなるいじわるキャラじゃないことをアピール。恋愛ゲームに本格参戦といった感じでした。


 シロとマリカ。恋愛ゲームのプレイヤーが揃いましたね。2人は紅・クロをどうひっかきまわすのか。うーん,神林&キリカシリーズを思い出すこの感じ。次が楽しみです。

ラストの紅が爽やか

 マリカを抱えて運ぶクロを見て「クロ・・・今までマリカさんに興味なんて抱いていなかったのに。まるでお姫様と・・・」と動揺する紅。 

 でも,すぐに「違う!」と頭を振って

 「変な人同士,同じステージに立ったというわけね!」「逃げないわ 私だって・・・!」と2人を追いかける。
 

 恋人の気持ちを疑って立ち止まるのではなく,恋敵に負けちゃいられないと決意して走り出す。どこまでも前向き。紅はこうでなくちゃと思わせる,爽やかなラストでした。

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それにしても,好きな漫画家の作品をブログに書くのっていいですね。満足感があります。