今日新聞見たら、川内原発の再稼働が今夏にも的な記事が出ていたので。これに非常に違和感を感じたのですね~。
再び、フクシマのような事故が起きた場合、周辺の住民の方々は、最悪、その土地を捨ててもう2度と戻ってこれない可能性があるわけです。被曝するかもしれないわけです。
住民の方にこれだけのリスクを負わせるとなると、、、。どう考えても、再稼働には、周辺自治体の同意が必要だと思いますが。
つまり、事故が起きた場合、どの地域にどれくらい放射能がいくのかシュミレートして明らかに避難が必要と思われる自治体については、再稼働の同意を必要とする仕組みが必要かと思います(飯舘村の例もあるので周辺30kmに限定するのは明らかに不合理です)。
あとは、避難計画もきちんと策定する必要がありますし(老人など移動弱者はどうなるのか。みんな自家用車で移動したら渋滞が起きるがどうするのか?もし台風がきていた時は?大雪の時は?)
それと、使用済み燃料の保管場所や、高レベル放射性廃棄物の最終処分(地層処分する場所)もきちんと決めないまま再稼働も出来ないと思いますし。それに、この問題を解決しないと再稼働しても、近い将来、核のゴミの置き場所が無いという理由で原発が止まるのですが。再稼働を主張される方は何か解決策をお持ちなのでしょうか。
あっ!事故が起きた場合の賠償金の備えも必要ですよね。保険に入るか。きちんと積立しなくてはですね。うーん、いくらになるのか想像がつきません・・・。
結局、あのフクシマの事故から得た教訓の一つは、「絶対に事故が起きない」なんてことはない、ということかと。今の再稼働論議は、審査をパスしたら絶対事故は起きない(=事故が起きたときのことは考えない)という前提で動いているようなので、その点非常に危ういなと思います。
ネットでは、再稼働反対というと放射脳ww扱いですが、こういう意見もあるってことで。なんかモヤモヤしたので、書いてみました。サーセン!
田坂教授、教えてください。これから原発は、どうなるのですか?
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