大奥12巻 「執念」が結んだ未来

大奥 12 (ジェッツコミックス)

大奥 12 (ジェッツコミックス)

(以下ネタバレ有感想)

なんというかみんなの「執念」が凄かった巻でした

 「巨悪」治済公が実権を握ってオワタと絶望した前巻からの続きです。皆の執念が結実した巻だったなあと。

 家斉は、素直に頑張った。家済が失脚した後、おいおいどうしたのか?と思ったけど、それも国のための演技だったのか。すごい・・・。

 御台と志賀の方。この2人の執念が最も凄かった。まさか演技だったとわ。完全に騙されました。ああ羊羹食わされてオワタと思ったら、あいつが倒れて「え?」となった後のネタ晴らしシーンがこの巻の白眉ですね。震えましたよ。2人のこれまでの血のにじむような忍苦の日々を思うと、このシーンは涙が止まらなかったですわ。

髙橋景保!

 無邪気なめがねっこ(違)として登場。そして退場。「風雲児たち」を読んでいたので、「あっ、この人って最後・・・」と思いましたが、シーボルト事件は軽く流しましたね。確かに、ここらへんやっていたらいつまでも終わらないw省略が巧みです。

言論の自由は、いまなら当たり前ですが

 化政時代、家斉は町人文化を取り締まらなかったとありますが。この時代、文化を規制せずにいたというだけで十分素晴らしいですよ、ほんと。※田沼意次も、町人が悪口いいまくっていたから悪い政治家だったのかもと思っていたときもありましたが。よく考えれば、あの時代、自由に政治家批判できたっていうことはそれだけ自由かつ偉大だったのだなあと。

時代は一気に幕末へ!阿部正弘きたあ!

 ペリー来航で時代は一気に幕末へ。そして、幕末の名政治家、阿部正弘!!!!(この人が幕末の日本にいてよかったよ・・・)。きましたわああ。予告で、阿部正弘が「あら、ハンサム」と驚いていいる相手は1位 島津斉彬、次点 徳川斉昭(あ、でも年齢的に厳しいか) 次々点 井伊直弼 と予想。勝海舟かもしれないけど、あまり美形キャラというイメージではないしなあ・・・。