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素晴らしい映画でした。パンフも買いました。
あらすじとかは公式ページを見ていただければ。
しかし、今年は「シン・ゴジラ」といい「君の名は」といい「この世界の片隅に」といい、邦画当たり年すぎますね。
以下ネタバレ感想です。
・まず、原作のこうの史代先生のタッチを忠実に再現して映画にしているのが素晴らしい。
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(原作立ち読みあり。+割引販売中)。
原作の絵でそのまんま動いているー!と感動しましたよ。
・特に美しいと思ったのが、1シーンを水彩の1枚絵に見立てる演出。
これは映画ならではですな。
・戦局が悪化し配給も滞り空襲も始まるなか、すず達は(防空壕掘ったりするけど)
生活のテンションを崩さず、日常を生きていく。映画後半はその姿にずっと胸がいっぱいでしたよ。
・昔の幼馴染が家に来たときはドキドキしましたね。これは一夜の過ちあるんか!?と
(周作さんも、そうなってもしかたない的な態度だったし・・)。
・義理のお姉さんは嫌な奴だと思ったら嫌な奴ではなかったですね。彼女なりに色々と
大変だったようですし。何気に人気あるキャラなのでは。
・周作から軍務に入ることを告げられて、すずが狼狽して「無理です!」と言った後
落ち着きを取り戻して「この家を守ってこの家で待っています」と言うシーン。
ここは何故かグッときました。
・はるちゃんが亡くなるところは原作読んでたとはいえショックでしたね
・すずの妹のその後は明示はされませんでしたが、腕にあざということは、おそらくは、、
・あ、のんちゃんの声はぴったりでした。これは文句なしでしょう。
・最後は、北條一家が原爆で母を亡くした子供を引き取る話。
希望を残す終わり方なんですよね。このあたりのシーンでとうとう頬に熱いものが。