- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/08
- メディア: 単行本
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(ハードカバーを思い切って買った甲斐あり)
閉鎖空間で次々と起こる殺人。クローズドサークルものは久しぶりですが,いや〜,やはりいいですね。すぐそばに殺人者がいて,自分も殺されるかもしれないという緊張感は他にないものです。
そして極限状態のなかで,人が追い詰められ,本性をさらけ出し壊れていく様は・・・不謹慎ですが読んでてゾクゾクしますね。
こういう私は,多分いのいちばんに錯乱して「いいか!誰も中にはいるなよ!」といっちゃうキャラでしょうが。そして,部屋に閉じこもり→翌朝「おかしい返事がない・・・」→「ドアをぶちやぶりましょう!」→「死んでいる・・・」という展開に\(^o^)/
で,今読み終えましたが。
こ・・・これは!正当派ガチンコなミステリでした!十角館を読み終えた感じと同じ満腹感。いや〜すごいな〜米澤穂信さん。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2004/12/18
- メディア: 文庫
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も買おうかな・・・と思ったり。
そして,続編もありうる終わり方でしたが,この作品はここで終わるのが美しいのだろうなと思ったり。