マブラブオルタ外伝「シュヴァルツェスマーケン Requiem -祈り- #1」 なんという欝展開 でも面白い!

(ネタバレ有り)


今作は各キャラの過去話などを収録した短編集です。

第1篇「死の都」

 1979年冬。ポーランドの某都市がBETAに包囲される。都市のなかには市民数十万人とそれを守る軍隊のみ。外部からのBETAの包囲を破っての断続的な補給はあるが、それもいつ絶たれるかわからない。都市に繰り返されるBETAの波状攻撃。ジリジリと減っていく食料、弾薬、そして戦術機。外部からの救援がなければ全滅必至な状況であった。イレナ隊長率いる303戦術機大隊はそのような絶望的な状況の中必死に戦っていた。そのなかには後の「黒の宣告」大隊隊員シルヴィアもいた。

 大隊のなかには、救援は間に合わない、弾薬切れで無駄死にするより戦術機だけで逃げるべきだという声も大きかった(戦術機とそのパイロットは貴重なため敵前逃亡的なことをしても許容される余地があった)。しかし、イレナ隊長は、市民を見捨てることはできない!として英雄的な戦いを進めていく。果たしてその結末は?

 

 このシリーズ。本編では過酷な展開が多いので、逆に短編集ではお気楽で明るいお話でまとめてくるのかな〜と予想しましたが・・・。最初のお話シルヴィアの過去話「死の都にて」で、早速予想は裏切られました。


 いやー・・・。シルヴィアが何でああ冷淡なのかと思っていたら、あんな陰惨な過去があったとわ。集団で、、、とか(ラノベで書いて大丈夫なのか汗)。久しぶりに小説読んでガチに気分沈みました。



 扉絵に、カーネリアン描くシルヴィア達の可愛いイラストがあるのですが、それが逆に「ああ・・・こんな可愛い娘達がああいう目にorz」という欝気分を加速させるという。


 欝、欝いいましたが、面白いですよ。このシリーズはマブラブやってなくても読めるように作ってるとのことです(あとがきより)。

 TEのアニメがラブコメよりで物足りないという方は、是非これを読んで一緒に欝になって欲しいです(TEも面白いよ!)。

シュヴァルツェスマーケン 1 神亡き屍戚の大地に (ファミ通文庫)

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シュヴァルツェスマーケン 3 縹渺たる煉獄の彼方に (ファミ通文庫)

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