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「めしばな刑事タチバナ」待望の10巻 語りが哲学的すぎる

めしばな刑事タチバナ 10 (トクマコミックス)

めしばな刑事タチバナ 10 (トクマコミックス)


 
 1話目のカレーが大好きすぎる早川くんの話。
カレーへの自意識を捨て去ってひたすら客観的に食べ進める・・・。そこで新たな境地がとか。なんかもう、すごすぎますね。突き抜けています。考えるな感じろ!ってことでしょうか。


 とはいえ、この巻の白眉はやはり後半の駄菓子編でのタチバナVS課長の一騎打ち。
課長の家庭環境を絡めた語りには涙なしに読めませんでしたよ。


 ウンチクで攻めまくっていたタチバナ。
 これに対する課長の返しがまたかっこいいのです。

「いいか、個人の嗜好は理屈じゃない。ときに正論や正義さえ飛び越えるんだ」
「細かいことは、もういい・・・。私は実感のほうを大事にしたい」
しびれるじゃないですか!



 あとは、相変わらず五島ちゃんとタチバナが仲良くていいなあと(腐的な意味ではなく。


 扉絵で村中ちゃんがさりげなく半ケツ出していたなあというところでしたか。
(それと「チョコ大好き!ねえチョコの話もしましょうよ」のところの村中ちゃんかわいかった)


 色々書きましたが、マイベストうまい棒はサラミ味ってところで締めます。