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九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響  加藤 直樹

九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響

九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響

『九月、東京の路上で 1923年関東大震災 ジェノサイドの残響』 (加藤直樹 著) | 今週の必読 - 週刊文春WEB
 関東大震災時の朝鮮人虐殺の本です。当時の記録をもとにした生々しいノンフィクションです。


 読んでいる途中ですが、休み休み読まなくては辛いです。関東大震災時の虐殺については教科書では知っていましたが、当時の記録を読むと迫ってくるものが違います。震災起こるまでは普通に生活していたであろう市民が差別感や被害意識で虐殺に走る。それがたった90年前。それは昔の話で、今は大丈夫、、、とは言えない。その怖さがあります。はたして、我々はいざというとき良識を持っていられるのだろうか。うーん、、、。
 

 いま、ネットでは割ともうお隣の国をくさす流れが多いように思います(私がまとめサイトよく見ているからか?)。

 本当にやだな~と思うのは、お隣の国の人と会ったこともない、話したこともない人が、ネットの流れというか空気だけで、お隣の国や人を蔑視して良い!と思っちゃうことです。ネットだけじゃなくて、新書や雑誌でも嫌韓の特集が多いし。そういう本や雑誌を見かけるたび暗澹たる気分になります。


 「みんな」が叩いているから俺も叩いていい、、という雰囲気が嫌なんですよ。


 そういう流れの果てに、この本で書かれている事態があると思います。なので、著者の危機感には同感いたします。書かれるべくして書かれた本だと思います。


 ノンフィクション系が好きな方は是非読んでみては、と思います。


私が嫌韓が嫌なのは

 上記の理由もありますが。あとは韓国disの雰囲気で韓国映画までdisっているコメント見て憤慨したからかもしれません。「殺人の追憶」、「母なる証明」、「アジョシ」、「息もできない」。せめて、これらを見てから言ってよ的な。