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船戸明里 アンダーザローズ 5―春の賛歌 (5) (バーズコミックス)  感想

Under the Rose 5―春の賛歌 (バーズコミックスデラックス)

 しょうじき,絵といいストーリーといい完成度高すぎますよ,この漫画。


 5巻は登場人物が一気に増えて,賑やかで楽しかったですね。ハラハラドキドキ→やったー!なカタルシスもあったし。4巻の終盤のような「それなんて○ロゲ」的展開もなかったし。基本的に明るく読めましたよ。新登場キャラのなかではミス・ビリー(おどおどな二女さん)が好きです。

またネタばれ感想。

 「醜聞発覚」でどうなることかと思いましたが。よかった・・・。本当によかったですよ。ミス・ブレナンが今まで周りの人のためを思って努力してきたことは無駄ではなかったのですね。今までの努力が彼女に対する信頼を生み,そして彼女を救ったと(もちろん今回は伯爵家の人々やそのお客様たちが良識ある人ばかりだったという幸運もあるのですが)


 ウイリアム君の眼と,その視線を受けるミス・ブレナンの表情。すごいですね。「あの快楽をもう一度貪りたい」という欲求が体の奥底からわき上がってきている感覚。それがよく伝ってきましたよ。しょうじき,そこらの○ロ漫画を越えるエロさ。


 それにしても,今はお客様達がいるから,例の個人レッスンはないですが。お客様達が帰ったら,どうするのでしょうか。


 ウイリアム君も,ミス・ブレナンとの個人レッスンについてはけっこう余裕をなくして暴発寸前だし。ミス・ブレナンも理性では拒絶しながら「体の内側で蛇が渦巻いて彼の撫でる手を」「待ってる」「呼んでる」なんていってるし。


 もうこの2人は戻れないんじゃないかな・・・。


 なんて,来年?の6巻で2人がどうなるか今から楽しみです。