jurisan@hatena

漫画の感想や日々のことなど

「 CROSS†CHANNEL 」クリアした感想

CROSS CHANNEL

CROSS CHANNEL


(ちなみに「Ever17 the out of infinity Premium Edition」は2003年5月26日発売。「Fate/stay night」は翌2004年1月30日発売。神ゲームの連続攻撃に当時のゲーマーはPCを休める暇がなかっただろうな〜)
 

一気にクリアしました。面白かった〜。うーん,正直,ここまでとは思ってませんでしたわ。確かに,評判が高いのもうなずけます。田中ロミオおそるべし!



以下,ネタばれあり! 感想です

感動したシーン


独り残って,皆を送還することを選択するシーンが特にきましたわ。

 主人公黒須が,部員の殺し合い,繰り返す1週間という過酷な現実を突きつけられた後,
それでも,なお絶望に逃げずに「健全なもの」を選択しようとした,そして選択した。
その魂の尊さに感動しましたよ・・・・。

「健全なものを夢見て,それを真似て・・・何も考えず,誰も傷つけず,生きていきたいと思っている」
「思っているだけだ」
「でも,財産だよ」
「ちったあ,誇れ!」

・・・のとおり,現在がどうであれ,結果がどうであれ「健全なもの」を志向して努力すること,そういう人格のあり方自体は尊いと思いますよ。


 しかも,音楽の使い方が卑怯すぎる。あのシーンで「Signal」(ラララ〜ラ♪ってやつね)が流れるんだもん・・・。もう決壊するほかなし!

キャラ語り


 好きな順序から語っていきます。

佐倉霧

  こういう余裕なし・常時神経張り詰め系のキャラが好きです。クロスボウを持ち出して黒須を殺そうとしたり,豊の過去を知ると,逆に黒須に何でも致します的な贖罪の態度を示したり。思い詰めて行動が極端になっちゃう方ですな〜。もうちょっと柔軟に生きた方が,,,と思いつつも,その不器用さが愛しい。


  そして,デレ化が激しすぎる。「愛○○」宣言には興奮しましたびびりました。


  お別れシーンもよかったですね。送還直前に別れに気付き,そして帰った後号泣するという王道もの。でも,だからこそ,一番心に響きましたよ。

桐原冬子

  どんどん傾斜して墜ちていく過程にドキドキ。あのままどこまでもいっちゃうのもアリなんじゃないとちょっと思ったり。危ない危ない・・・。途中で引き返せた黒須はすごいね。
  

  送還後もあんま立ち直れていないようで,不安に。少しずつでいいから,他人に依存しない生き方を身につけていって欲しい。

山辺美希

  「固有の自分」を保つ前の弱さを見て,うーん,よほど経験値積んだのね・・・と感心したキャラ。人類消失に不安で泣く美希の普通さ?も好きですし。経験値を積んで親友すら利用する美希の残酷さも好きです。

宮澄見里(みみ先輩)

 ・ギャグのつもりで「迫る」を3連続選択したら,いきなり○ロシーン突入したので,驚きました。
 ・30を越えているって適応係数ね。年齢かと思ってびびりました。
 ・( ゚∀゚)o彡°
 ・上目遣いで,人差し指をたてて話す立ち絵が好きでした。ああいうポーズで,かわいい先輩から優しく諭されたい・・・と男なら誰でも思うはず。

支倉曜子

 一番強く,一番弱かったキャラ。あと,この子に自己申告させるシーンは本作のそういうシーンのなかで,そういう意味でNO1な出来でした。