jurisan@hatena

漫画の感想や日々のことなど

再読している「一下級将校の見た帝国陸軍」山本七平

 本の中で書いてましたが。陸軍が「無敵皇軍」wwと自画自賛しあい、「こういう弱点があるのでは?」という意見は封殺。そういう組織が「忖度」しない他国との戦争に勝てるはずもなく。現実の前に虚飾が吹き飛んでいって負ける。

 忖度しない「現実」に相対したときに真価が問われる。それは前々政権にとってのコロナ。某関西を地盤に置く政党にとっての万博とか。そういうのかもしれないと思いました。

 山本七平といえば「空気の研究」が有名ですが。一将校として戦争に従事した体験を主に日本陸軍とは、日本とは、と描いたこの作品。従軍、捕虜生活当時の感情が生々しく、こちらもおすすめです。