- 作者: TONO
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: コミック
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ああ・・・終わってしまいましたか。
今読みましたが,本当にいい漫画でした。終わって寂しいですね・・・。
以下ねたばれ!
ラストでラーがああなってしまったことは賛否両論あるかもしれないです。私は絶対ラーがいなくなると思って。ラーとの別れに対する心の準備をして読んでいたので,気持ちの持って行き場に困りました。まあ,嬉しかったですけど。つか,チキタうらやましす!いいなー,いきなり美少女と同棲か。
でも,最終話のバランスで傑作確定。
もう,最期のバランスの独白がね・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
ニッケルも,そしてパイエも,最期はこういう気持ちだったのかなと思うとね。胸がいっぱいになりますね。
許せることも許せないことも,なにもかも,死ぬことでなくなるけど。だからこそ人は救われるんじゃないかなーとか思ったり。うーん,うまくいえません。
個人的チキタ・GUGUで印象に残っているシーン
○6巻のパイエ
パイエのしたことは許されることではないですが(とくに,老夫妻を怪物化させてサデュ−スの村人を滅ぼした事件はきつかった)。それでも,クラフトを氷漬けにしてきれいにしようとした心情や正気を失うほどクラフトを大切に思っていたことを思うと,パイエを全否定できないです。死が近づいて,もう何もわからなくなって,ただクラフトを気遣う言葉だけを口にするパイエは,ただただ哀しく,悲しい存在でした。
環境があんな劣悪じゃなければ,少しは苦労するかもだけど,それなりに幸せになっていたのかもしれない。そう思うと切ない。
○ニッケル・・・
「ここで背を向けて,逃げる道もある」「だけど,そんなおもいはもうしたくないんだ・・・・」(だっけ?) そんな・・・ここで死ぬなんて,いくらなんでも,哀しすぎるだろ!と思って,生きていることを期待してペー ジめくったら生首がごろんと転がっているシーンで,絶望した記憶が。この漫画のキャラはよく死にますが,ど の死もそれぞれ心から哀しく思えます。