- 作者: 西村京太郎
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/05/16
- メディア: 新書
- クリック: 51回
- この商品を含むブログ (33件) を見る
【内容】
「おかえりなさいませ、ご主人様」秋葉原のメイド喫茶を訪れた日本画家・衣川円明(いかわ・えんめい)は、交通事故で亡くなった娘・あすかによく似たメイドと出会う。彼女の名前は県明日香(あがた・あすか)。故郷の山形に帰る前に、自分をモデルにしてほしい――明日香の頼みに、日本画家の最高峰と称されながら、個展を開くことも絵を売ることもほとんどなかった孤高の画家は、娘と同じ名前の彼女の夢をかなえようと、一流ブランドで服を買い、高級ホテルで父娘の生活を楽しんだ。
だが翌日、衣川のもとに「娘の明日香を誘拐した」という電話が。身代金は一億円!
警視庁捜査一課の十津川警部は、身代金の受け渡しに刑事たちを張り込ませるが、犯人はまんまと身代金を奪い去った。犯人を追い、秋葉原へ向かった十津川と亀井だが、そこはかつての電気街とは様相を変えていた。そこで明日香のフィギュアを発見した十津川は、明日香のファンだというオタクの三人組の存在を知る……。
amazon内容紹介より
平積みされまくっててワラタ。やはり,本屋も「話題作」と認識しているのか。
途中まで読みましたが
ベースはあくまで「十津川警部」シリーズで,変に浮ついた雰囲気はなし。ちゃんと列車も事件にからむしね。でも,刑事が「これを抱えていれば刑事とばれないだろう」と抱き枕を抱えながら聞き込みしたりと,十津川警部が経費でフィギュアを買おうとしたりと,時たまアキバ的エピソードが挟まれます。そのギャップが面白いです。
西村京太郎先生もメイド喫茶に行ったらしい(表紙裏あとがきより)
アキバを実地調査なされたのですね。確かに,アキバのショップの描写はオタクから見ても,違和感がない描写でした。ここらへんは見事。