- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2015/06/26
- メディア: コミック
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なんというかみんなの「執念」が凄かった巻でした
「巨悪」治済公が実権を握ってオワタと絶望した前巻からの続きです。皆の執念が結実した巻だったなあと。
家斉は、素直に頑張った。家済が失脚した後、おいおいどうしたのか?と思ったけど、それも国のための演技だったのか。すごい・・・。
御台と志賀の方。この2人の執念が最も凄かった。まさか演技だったとわ。完全に騙されました。ああ羊羹食わされてオワタと思ったら、あいつが倒れて「え?」となった後のネタ晴らしシーンがこの巻の白眉ですね。震えましたよ。2人のこれまでの血のにじむような忍苦の日々を思うと、このシーンは涙が止まらなかったですわ。
髙橋景保!
無邪気なめがねっこ(違)として登場。そして退場。「風雲児たち」を読んでいたので、「あっ、この人って最後・・・」と思いましたが、シーボルト事件は軽く流しましたね。確かに、ここらへんやっていたらいつまでも終わらないw省略が巧みです。