秀吉の最晩年を追う本巻。「麒麟も老いては駑馬に劣る」という諺を思い出しました。哀しい。石田三成も辛いね。
絶対的権力者が駄目になったときに、とりあえず代行する人(=後継者)がいないと政権維持は大変だなと。ただ、代行できる人は、すなわち、権力者に取って代われる人なわけで。下剋上の恐れがある訳で。後継者がいないと安心できないけど、後継者がいることで自分が追われる可能性も出るわけで。色々難しいですね。次で完結。いや~・・・たしか2004年か20005年頃から読み始めたので感慨深いですわ。次で終わりということは秀吉の最後を丁寧に描写+その後をサラッとやって終わるのかしらん。