はじめに
論文で役に立ったと思うのは、やはり司法試験合格経験のある先生に答案読んでもらって、悪いところを叩かれまくったから・・・だと思います。独りでは限界がありますし。予備校の添削も玉石混交ですしね。他の合格者のも聞くと、やはり答案かいて→叩かれるという感じのゼミで力ついたという声が多いですね。先生が見つからなければ仲間うちでやっても大丈夫だと思います。
私は、まあ、、、ひどい答案だったし、いじられやすいキャラでもあるので、毎回フルボッコでしたよ、、、。今となってはいい思い出ですけどね・・・(´∀`*) 今年の1〜4月までのゼミあったときは毎回落ち込む→回復→また叩かれて落ち込むの繰り返しでした。その様子は当時の私のブログを見ていただければわかると思います*1。しょうじきブログで気持ちを吐き出してなければ、いろいろやばかったですね。
ちなみにスタ論等の予備校答練は受けてませんでした。答案ゼミで新司1回目の問題、旧試験の過去問解いたくらいでしょうか。あと、後期の授業で答案練習形式のがあったのでそれを。
その他のことは明日書きますっ(スマソ)
というわけで。勉強法「判例ぐるぐる」
判例集といっても百選は全く使わず。百選は解説をつい読んでしまうのが嫌でして・・・。「解説なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです」とまで思ってましたからね。いや、いい解説はあるので解説は読んで損はないと思いますよ(合格者の友人の話を聞くと、刑訴の百選の解説は使えたらしいですね)
有斐閣の青くて大きい本をひたすらぐるぐる。まだ青い本が出ていなければ弘文堂のケースブックで代替。刑法は判例刑法総論・各論という神本が出ているのでもちろんそれでGO!とにかく判例が大量に載っているのを選ぶ、と。
etc
<使った本についてはhttp://d.hatena.ne.jp/arisugawajuri/20070917/1189997818を参照してください 今はもっといい判例集があるかもなんで。あくまで参考程度に・・・>
設問は飛ばすか、読んで問題意識をつかむだけ。紹介してある参考文献・論文にもあたらない・・・(時間がないので)。完全に判例集代わりと割り切って判例だけを読む。
このブログおなじみの神ブログAbsolute Blueで知った方法です。
これは・・・コペルニクス的回転(田口かよっ*2)というかコロンブスの卵というか。
それまで「この青い本、いいんだけど。設問自分で解けないからつかえないよな〜」と敬遠していたのですが。衝撃が走りました。
「そうか・・・!
設問無視して判例だけ読めばいいんじゃないかっ!!!!」
あの感動は忘れられない。
この出会いがなければ、百選読めなかった自分は判例を十分に勉強することが出来なくて・・・アウト!ってなってたかも。それくらい運命・・・まさに「fate」な出会いでしたわ。
もちろんただ読むだけでは飽きるし虚しいので。論文問題を解くときの思考手順を頭に浮かべつつ、事案を読んで、どこが問題になってどう規範たててどう理由づけて・・・と(軽く)考えて、判旨にあたっていく・・・。と書いてますが、ほとんどはただ読むだけだったかも・・・。
個人的感触でいうと、答案ゼミ以外では、これが一番論文に役に立ったんではないかなと。事案からの問題抽出、あてはめでの事実の評価の仕方とか・・・。うーん、あくまで感触なので確たることはいえませんけど。ただ、特に判例集まわしまくった刑事系の論文が一番良かったので、うーん、、、効果はあったのかなあなんて。
このエントリだけではなく、本家であるAbsolute blueの新司カテゴリを読みつつ、ご検討くださいませ。